パイロット(航空学専攻)は本機構の中でも最も高い人気のある専攻で、JAL/ANAをはじめとする国内外の航空会社に多数の卒業生を輩出しています。ここでは、代表的な卒業生として成田さんを紹介しましょう。
※この記事は旧サイトからのアーカイブ記事です。情報は収録当時のものとなりますのでご了承ください。
入学翌日には操縦桿を握っていた
航空操縦学をアメリカの大学で学ぼうと思ったのは?
小学生の頃からエアラインパイロットが夢でした。高校のころ、いろいろな進路を調べて、アメリカの大学の航空学専攻をみつけたのです。航空大学校も考えましたが、まず大学に入らなければならない。それならアメリカの方が早く空を飛べる、と思いました。特にカンザス州立大学は、機材も多く、空を飛ぶ機会も多そうだと思い、決めました。
訓練の様子は?
第一印象は、カンザスは空が広い、ということでした。早く空を飛びたくて選んだアメリカでしたが、想像以上でしたね。入学翌日には教官とのフライトで操縦桿を握らされ、2週間後にはソロフライトが普通*なんです。さすがアメリカだ、そこまでやらせるのか、と思いました。2年目になると、週4回も操縦訓練があるんです。 *(編注)現在では2学期目以降など、英語力の上達を確認してから訓練がスタートする形に改められています。
大学での学びのすべてが就職後にも活きる
大学で操縦を学ぶことの意味は?
専門学校がライセンス試験に合格するための教育なら、大学は安全なパイロットを養成するための教育。安全を学ぶ講義が多いんです。例えばHuman Factor(人的要因)というコースでは、人間の目、呼吸、血液などのしくみを学びますが、これは人的ミスをなくすための知識になります。
小学生時代からの夢を実現しましたね。
調べ尽くした自分の夢ですから、自分を信じてやるしかない、そんな思いでした。アメリカでは教官としても働きましたが、当時学んだすべてが就職後の訓練に結びつきました。オーストラリアでの再訓練でも英語で不自由することはありませんでしたし。
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大学選びは慎重に行い、自分の好きなことを勉強できる大学・学部に進んで欲しいと伝えたいですね。
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