ネブラスカ大学リンカーン校から、最高水準の国際関係学を学ぶため、首都ワシントン近郊のジョージタウン大学に転学した葛城さん。在学中に国際政治の現場でインターンシップを学び、当時の米国国務長官と面会、日本でも政治家秘書のインターンを体験するなど、世界の動きを身をもって経験する大学生活を経て、卒業後は日本銀行に就職。着実にキャリアを積み上げている。
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転学を通じ、少しでも良い環境に挑戦を
転学のいきさつを教えてください。
ネブラスカ大学で基礎を学んだのち、3年生の秋学期から、留学当初からの目標だったジョージタウン大学に転学しました。クリントン元大統領や元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんも卒業された大学で、国際関係学の発祥の地でもあるんです。
素晴らしい環境だったようですね。
教授陣は、元国連大使など著名な人がずらり。世界の首脳や政府要人が次々にやってきて講演をしていきます。母が『同じ時間とお金を使うのなら、価値のある使い方をしなさい』とアドバイスしてくれていましたが、国際関係学を究めるうえで、少しでも良い環境に挑戦し、どこまでやれるか試したいと思ったのです。
苦労はありませんでしたか?
難関大学ですから、授業のレベルや課題の多さ、同級生の優秀さなど、圧倒されることばかりでした。でも大きな壁にぶつかるのは楽しいことでもあります。いくつものハードルを乗りこえた将来の自分を想像すると、自然に胸が躍るんです。
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